2月24日放送の連続テレビ小説「おむすび」第21週101回の放送内容。
事前に内容を予習してみました。
神戸に福岡・糸島に住んでいる永吉(松平健)と佳代(宮崎美子)が、突然やって来て、結(橋本環奈)たちは久しぶりに祖父母と食卓を囲む。
結はてっきり聖人(北村有起哉)の病状が心配で来たかと思いきや、永吉は太陽の塔をみんなで見に行くために来たという。
また永吉は商店街の佐久間美佐江(キムラ緑子)に、自分のおかげで1970年の大阪万博が開催できたと自慢する。引用:テレビ番組表Gガイド
神戸に永吉と佳代が来訪!
前週ラストにもありましたが、福岡の糸島から結の祖父・永吉と祖母・佳代が突然神戸にやって来ます。
1カ月前に早期胃がんの手術を終えたばかりの結の父・聖人。
てっきり、聖人を心配し見舞いにやって来たのかと思いきや、永吉の発言に皆は驚きます。

大阪での万博開催が決まり、万博記念公園の太陽の塔が見たくなった!
どうやら、吉永は1970年に開催された大阪万博に思い入れがあるようです。
永吉と大阪万博
永吉は、過去に開催された大阪万博で重要な役割を担っていたと主張。
その内容とは…
万博のアメリカン・パークの洋食レストランで使用する食材を毎日トラックで運んでいた
と言うもの。
しかも、福岡から600㎞の距離を毎日9時間かけて運んだと言うのです。
自分のおかげで大阪万博が開催できたと豪語する永吉。
ヘアサロンヨネダに来ていた福田と美佐江は、これを聞き驚きます。
しかし、息子の聖人はいつものホラだと言い流してしまうのでした。
これまで、さんざん永吉のいいかげんな発言に振り回されてきた聖人。
次の万博が大阪で開催することが決まったのを良いことに、永吉もその話題に便乗したのだろう、と思ったのでしょうね。
ここで、永吉の吹いたホラの内容について検証してみます。
アメリカン・パークとは
1970年に開催された大阪万博に実際に出展された合同展示館です。
13の建物と、2つの広場から構成されていました。
参加者
⑴アラスカ州
⑵ロスアンゼルス市(以上自治体)
⑶アメリカン・エクスプレス
⑷コカコーラ
⑸サンキスト
⑹マイルズ・ラボラトリーズ
⑺パン・アメリカン
⑻エンサイクロペディア・ブリタニカ(以上民間企業)
⑼アメリカ商務省観光局(政府)
建物の構成は4セクション。
- 自治体・政府の展示
- 民間企業の展示
- 食堂・スナックバー
- ステージ
アメリカの美しい自然などの上映によるアメリカ旅行体験や、近代美術・宇宙技術などが展示されていたようです。

アメリカン・パークの洋食レストランとは?
アメリカン・パークには飲食を提供するブースがいくつかありました。
1つ目は、サンキスト館。
アメリカのこぎれいな売店をイメージし、レモン、グレープフルーツ、オレンジ、生ジュースを販売。
2つ目は、コカ・コーラ館。
好評を得たフローズン・コカ・コーラのほか、フライド・チキンなども販売されていました。
3つ目が、アメリカン・パーク直営の「アメリカン・レストラン」。
カフェテリア・レストランとして300席を用意。
メニューは、ビーフシチューやハンバーグステーキ、ビーフステーキなどを提供していました。
4つ目は、ステーキハウス。
大変人気となったステーキハウスは、万博の中で最も人気だったそうです。
永吉の言う、アメリカン・パークの洋食レストランは、3つ目の「アメリカン・レストラン」又は4つ目の「ステーキハウス」がモデルとなっていそうですね。

実際に福岡から食材を運んでいた
1970年に大阪万博で出展されたアメリカン・パークの飲食店。
なんと、実際に食材は福岡から運ばれていたことが分かりました。
「アメリカン・レストラン」や「ステーキハウス」を運営していたのは、ロイヤルホストで知られる「ロイヤルグループ」でした。
ロイヤルグループは、1959年にファミリーレストラン第一号店を福岡に誕生させます。
それに合わせ、福岡にセントラルキッチン(集中調理工場)を完成させたばかりでした。
万博への出店は当初赤字が見込まれたものの、福岡のセントラルキッチンを使い、運営を可能に。
毎日、福岡から8~9時間かけて食材をトラックで運んでいたとのことです。
ロイヤルホストの話は、その後の外食チェーンのモデルとなったため、ご存じの方も多いかもしれません。
永吉の発言はホラじゃない?!
永吉のいう、大阪万博に福岡から毎日食材を運んでいたという話。
実際に、アメリカン・パークに出展されていた飲食店では、福岡から食材が届けられていたことが分かりました。
これはもしかすると、永吉の話が真実である可能性も出てきましたね。
家族全員で太陽の塔を見たい永吉
話をおむすびに戻しましょう。
太陽の塔を見に、関西までやって来た永吉は、家族全員で見に行こうと言い張ります。
しかし、歩は海外出張に行っており不在です。
さらには、サロンヨネダの定休日(月・火)と、結の休み(土・日)もずれていることからも、中々家族全員で万博記念公園にはいけそうにないのでした。
どうしても、家族全員で太陽の塔を見ることにこだわっている永吉。
何か、深い思い入れがあるのでしょうか。
家族との縁
一方、結は重症妊娠悪阻で入院している患者に食べたいものがないか伺います。
親と縁を切って結婚したと言う患者に、結はこれまでの家族のエピソードを伝え、家族や親子の縁は中々切れるものではないことを伝えるのでした。
これまで、父と祖父の関係を目にしてきたり、姉を恨んだりもした結ですが、家族の縁により今を生きています。
簡単に縁を切ったらさよなら、出来るものではないことを知っている結。
それを乗り越えたからこそ、家族の大切さを感じ、伝えたい思いがあったのかもしれません。
みどころ
米田家が神戸に大集合の第21週。
やはり、聖人と永吉はつれないやりとりのようですね。
永吉のホラは、にわか事実のような気もしてきました。
それを踏まえたうえで、永吉が美佐江たちに万博の話をしている様子や、聖人にホラと言われたときの表情などをチェックしたいですね。
※予習レビューは、事前のあらすじに沿って放送内容を予想しているものです。放送内容が前後する可能性がありますのでご了承ください。
コメント