連続テレビ小説「おむすび」第21週が始まりました。
第101回の放送について、あらすじの復習と感想を記録します。
永吉と佳代の来訪
福岡の死と島に住んでいる結の祖父母・永吉と佳代が、ある日突然、神戸にやってきました。
インターフォンが鳴って出てみると、突然モニターに写る永吉と佳代。
遠くに住んでいるはずの親族が、突然目の前に現れたのには相当驚いたでしょうね。

久しぶりに家族団らんで食事を囲みますが、やはりぎこちない永吉と聖人。
聖人の母である佳代は、聖人の胃がん手術が無事に終わったことに安堵したと伝えます。
聖人の見舞いで神戸まで来たのかと思いきや、永吉は、次の万博が大阪で開催されるのを機に太陽の塔を見に来たと言います。
永吉と大阪万博
ヘアサロンヨネダでも、商店街の常連客(福田や美佐江)に、大阪万博にまつわる自慢話をする永吉。
1970年の大阪万博は俺のおかげで開催できた!と豪語します。
この話を聞き、大阪万博で運送の仕事に向かっている父親の姿を思い出す聖人でした。
聖人にとって、父親が万博に働きに出かけていた記憶は鮮明に残っているのですね。
でも、あまり思い出したくない様子でした。
何か、大阪万博に大きなわだかまりを抱えているようにも見えますね。
永吉の話では、大阪万博のアメリカン・パークの横にあった洋食レストランに、福岡から食材を毎日運送していたとのこと。
美代子たちも、レストランが行列で入れなかった思い出や、ハンバーグステーキが美味しかった思い出を語ります。
しかし聖人は、高速道路もない中、そんな長距離の輸送が毎日出来るわけないと切り捨てるのでした。
実はこの話は、実際に1970年の大阪万博であったエピソード。詳しくは後述します!

重症妊娠悪阻患者と結
結は、重症妊娠悪阻で入院している患者(千佳ちゃん)を担当し、いたわりの言葉をかけます。
千佳の夫は、いくつもの仕事を掛けもって働き、とても忙しそうです。
そんな夫に心配をかけまいと、見舞いに来ても自身の体調不良を伝えない千佳。
家族の支えが必要と感じた結は、口止めを破り、千佳の夫に症状を伝えます。
千佳ちゃんの夫は、千佳ちゃんのことをとても大切にしている様子が伝わってきました。
だからこそ、隠さずに体調不良を教えてほしかったと思います。
互いを思うばかりに、苦しむ姿を見かねた結の判断には共感するものがありました。
夫に自身の症状を勝手に教えたことを怒る千佳。
しかし、家族のサポートが必要であることを結は伝えます。
他に頼れる家族はいないのかとの問いに、千佳は、親には結婚を反対されたため縁を切ったと言います。
結は、永吉と聖人のこれまでの関係等を振り返り、中々家族の縁は切れないものと語るのでした。
そして、食べたいものが思いついたら何でも教えてねと伝える結でした。
重症妊娠悪阻で入院となれば、水すら飲めず脱水症状となっていることもしばしば。
食べたいものがあれば、とっくに食べているような気もしますが、こればかりは食べてみないと何が食べられるか分からないのがつらいですね。
個人的には、千佳が重症妊娠悪阻の割にはしっかりと話せていることに若干の違和感を覚えました。
ドラマなので、嘔吐シーンばかりでは会話が成立しないので、仕方のないところですね。笑

永吉と聖人の大喧嘩
どうしても、家族揃って太陽の塔を見に行きたい永吉。
しかし、歩たちはショップの仕事で海外出張、結の仕事の休みと聖人達のヘアサロンヨネダの定休日も中々重なりません。
二人で見に行こうとなだめる佳代をよそに、何かを勝手に企んでいる永吉。
なんと、サロンヨネダを「今週末臨時休業します」との貼り紙を勝手に作っていたのです。
これを見た聖人は激怒します。
そもそも、万博に良い思い出がない様子の聖人は、「ホラばかり言うな」と永吉を責めます。
それに対し、万博にまつわるこれまでの話はすべて嘘じゃないと言い切る永吉。
そこで、聖人はずっとはぐらかされてきた質問を問いただします。
「俺が大学行くために、おふくろがためてくれとったあのお金、何に使てん?あの使い道だけは一回も言うたことないよな」
聖人の大学進学費用を使い込んでいた永吉。
その理由をずっとはぐらかされていたことに、聖人は長年納得していなかったのですね。
しかし、まったく記憶にないと言う永吉。
それどころか、しつこい男だ、陰湿な性格だとののしります。
頭にきた聖人は永吉を突き飛ばすと、思わず永吉はソファに倒れこんでしまうのでした。
倒れた永吉を見た聖人。その顔が曇っているのが印象的でした。
きっと、軽く押したつもりが、予想外に永吉が倒れてしまったのでしょう。
自分が思っている以上に、父親が歳を取っているのだということにショックを受けているようでした。
聖人との大喧嘩で家を出た吉永は、結の家に上がり込みます。
母と電話する結は、永吉と聖人の喧嘩の理由について聞くのでした。
考察と感想
今週は、永吉と聖人の因縁の関係に焦点が当たっているようです。
カギとなるのは、大学進学費用を永吉が別用に使ってしまった理由のようです。
これまで、決してその訳を話してこなかった永吉。
一体、どんな理由が隠されていたのでしょうか。
また、今週をとおしてキーワードとなっているのが1970年の大阪万博。
今回の放送で永吉が話していた、アメリカン・パークの洋食レストランへ福岡から食材が届けられていたと言うのは実際にあったエピソードです。
詳しくは、こちらの記事に記載しているので是非ご覧ください。
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