結(橋本環奈)が栄養指導する仕事柄、患者から怖いとか厳しいと言われることに複雑な気持ちになる中、幼なじみの佐久間菜摘(田畑志真)は勤め先のコンビニ会社を辞めるかもと言い出し、結を驚かす。
菜摘は弁当開発の職場にいて高齢者向けの弁当を提案しているが、過去の失敗のせいか部長からボロカスに言われて、何を提案しても全部却下されているらしい引用:テレビGガイド
あらすじ(ネタバレ&予想)
菜摘の悩み
さくら通り商店街の中心的人物である佐久間美佐江の娘、菜摘。
菜摘は、大手コンビニチェーン「フォーチュンストア」の商品開発部に勤務しています。
菜摘は、これまで仕事で失敗したことで、上司からあまり信頼されていない様子。
何を企画提案しても、ボロカスに言われては却下されてしまうと言います。
会社を辞めてしまおうか迷っていると打ち明ける菜摘。
企画中の高齢者をターゲットとした新しいお弁当について、栄養士として働く結に、企画内容を相談し、意見を求めるのでした。
結の悩み
結は、栄養士として患者への栄養指導を行っていますが、厳しいことも言う必要があり、患者から怖がられていることに複雑な心境です。
また、日々熱心に食事指導を行うも、退院したはずの患者が再び入院してくる現実。
理想と現実の差に悩む結なのでした。
そんな中、菜摘から相談を受けた高齢者向けの弁当アイディア。
健康な高齢者をターゲットとするならば、カロリーを控えめにしない方がよい、とアドバイスします。
その理由は、高齢者の健康で問題となる「フレイル」だと言いうのです。
フレイルとは何なのでしょう?

フレイルが進むと、高齢者が要介護状態となる一因にもなりうるという結。
その原因の一つには高齢者の低栄養が関係していると言い、菜摘は熱心にメモをとります。
高齢者の食事と言えば、薄い味付けで少ない量のイメージです。
ところが、それに伴う栄養不足が健康を損なう原因になりかねないのですね。
高齢者の口に合いつつも、高カロリー・高栄養なお弁当の開発。
社会のニーズと照らし合わせても、良い企画が生まれそうな気かしますね!
花とサッカー
結の娘・花は、日々サッカーに打ち込んでいます。
努力の甲斐あり、何と女子サッカー10歳以下の大阪代表に選ばれることに!
喜んだ花は「オリンピックに出る!」と宣言。
夫の翔也のサポートのもと、懸命にサッカーを練習するのでした。
感想と考察(放送後)
患者に寄り添って接しているつもりなのに、顔が怖いと言われる結。
患者を思って食事指導を行っているにもかかわらず、「怖い」の一言で評価されるのには結も悲しいでしょうね。
自分の気持ちが伝わっていないのか、そんな複雑な心境となってしまいそうです。
そんな思いを菜摘に相談する結ですが、菜摘から突然「会社辞めるかも」と言われては驚いた様子です。
ずっと入りたかった商品開発部で奮闘する菜摘ですが、ヒットスイーツを連発できないことから弁当部門に変わったようです。
「高齢者向けの低カロリーの弁当」という菜摘のアイディアは、部内でも評判良かった模様。
菜摘の母・美佐江が食への気力が弱まっていることからも、高齢者向けの弁当開発への意欲が高まっているのですね。
商店街のムービーメーカー的存在であった美佐江の元気がないとは心配です。
しかし、結の父・聖人もこのところ「仏のよう」と言われるほどおっとりゆっくりとした様子を見せています。
現役世代であった結や菜摘の父・母も、歳を重ねるにつれ健康や心境が変わっているのかもしれませんね。
母思いの菜摘。
高齢者向け弁当の開発には、ただ美味しい弁当であるだけでなく、食べる人の課題を解決したい!との強い思いがあるようです。
そして、コンビニの高カロリーで量の多い、若者向けの味付けである弁当に一石を投じたい菜摘なのでした。
しかし、フレイル予防には「高カロリー・高栄養」が高齢者にとって大切だと言う結。
菜摘も、菜摘の会社の人も「高齢者向け=低カロリー」と思っていただけに、まさかの指摘に驚いたでしょうね。
企画をより良いものにするため、現役で病院で働いている管理栄養士の結のアドバイスを必死に聞く菜摘。
菜摘の企画への熱い思いが伝わってきます。
それにしても、何を発言しても頭ごなしに否定してくる菜摘の上司。
いくら熱意ある人でも、立ち向かう術を失くしてしまうと進む方向性を見失います。
会社を辞めようかと悩む菜摘は、まさにその窮地に立たされているのでしょう。
この企画を実現させることが、菜摘が会社で働き続けることへのモチベーションとなっているのかもしれません。
一方、病院で血糖値の上昇で再び入院となった糖尿病患者と話す結。
退院すると気が緩み、健康を顧みず暴食を繰り返す患者に、口酸っぱく食事制限の重要性を伝えます。
理想と現実の差に悩む結。
今週のタイトル「理想と現実って何なん?」はこの話が絡んでいそうですね。
無事、高齢者向け弁当企画が上司に認められた菜摘。
アドバイスを行った結にも、共同開発の依頼が来ましたね。
上司としては、「低カロリーではなく高カロリー」と目から鱗のアドバイスに関したのはもちろんのこと、別の理由もあったのではないでしょうか。
それは「現役の病院勤務栄耀管理士との共同開発」という謳い文句です。
商品を手に取るメインターゲットである高齢者にとって、結の肩書は商品の価値を上げると見込まれたのではないかと予想します。
さて、結は病院務めの身。
コンビニと共同開発するには、上司の許可が必要ですね。
明日の放送では、結と上司とのやりとり、また、菜摘との共同開発の様子が楽しみです。
明日の放送内容(ネタバレ)はこちらをご覧ください。
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