のぶ(今田美桜)は、兄に赤紙が届き不安がる生徒に勇ましい言葉をかける。しかし、次郎(中島歩)の言葉が引っかかり心の中は震えていた。次郎にも同じようなことを言ったのではと図星を指す蘭子(河合優実)に、のぶは本心を言う勇気がなかったと意気消沈する。そして嵩(北村匠海)にも、とうとう赤紙が届く。引用:guideテレビ王国
あらすじ&予想
紀子の不安と、のぶの言葉
授業後、夕暮れの教室に残っていた紀子の様子に気づいたのぶ。
平吉たちが心配そうに立ち尽くしていました。
「紀子さん?どういたが?何かあった?」
平吉が小さな声で答えました。
「紀子のお兄ちゃんが兵隊に行くって」
「そうやったが……それは、ご立派なことやね」
紀子が不安そうにのぶを見上げました。
「先生。日本は勝ちますよね?お兄ちゃんと、もう会えんらあて……そんなことないですよね?」
のぶは無理に笑顔を作り、力を込めて答えます。
「大丈夫やき…日本は勝ちます。お兄さんも立派にお役目を果たし、祖国の英雄となって凱旋されますよ。大丈夫。日本は必ず勝ちます」
紀子はほっとした表情を見せ、生徒たちは元気よく帰っていきました🏃♀️🏃♂️。
無理に作った笑顔が消えたのぶの心には、胸を締めつけるような痛みが残ります。
子どもたちに本音を言えない自分。葛藤と後悔が、心に重くのしかかっているようですね。
蘭子との会話、のぶの本音
帰り道、後ろから蘭子が自転車で追いかけてきました。
「お姉ちゃん、どういたがで。なんか元気ないね」
のぶはぽつりと答えます。
「子どもらあの前では勇ましいことを言ったけど、心の中は震えゆうが。」
「蘭子に言われたとおりや。うち、変わってしもうた。次郎さんを見送るときも、心に思いゆうこと言えんかった」
「ほんまはなんて言いたかったが?」
「……どうか生きて帰ってきて」
のぶの言葉に、蘭子はそっと微笑みました🌸。
のぶの心にあった本当の気持ちが、少しだけ吐き出された瞬間でした。
嵩と座間、そして母・登美子との再会
東京の教室で、嵩が座間に電報を手渡しました。
「アカガミ キタスグカヘレ」
「そうか。お前もか……」
嵩は、窓の外に消えていった日々の記憶に思いを馳せます。
「……健ちゃんを見送った時、心の底から思ったことがあります。僕は戦争が大嫌いです……」
「聞き捨てならんな。非国民め」
「すみません……」
座間は上着を羽織り、嵩に声をかけました。
「罰として今日は俺に付き合え」
「いえ、母親と会う約束が……」
「お母さんもまとめておごってやる」
非国民め、と言いながらも嵩を励ます座間先生。
なんと母と会う場に一緒に来るのですね。
なんとも不思議な3人の組み合わせです…
嵩の心の叫び
カフェで再会した登美子に、嵩は冷たい言葉を投げかけられます☕️。
「あなたは兵隊に向いてないって」
「……それがこれから祖国の役に立とうとしてる息子に言うこと?」
母親らしい温かい言葉を期待した嵩の心に、また深い孤独が残りました。
カフェを後にする登美子の後ろ姿を見送り、嵩はため息をつきました。
「……いつもああなんです。息子を傷つける天才で……」
座間は無言で代用コーヒーをすすりつつ、美しい登美子のことで頭が一杯の様子。
嵩の心に渦巻く孤独と、戦争に向かう不安が胸を突き刺しました。
嵩は登美子の言葉に傷ついたと言いますが、私にはこれは登美子なりの息子への愛に感じました。
周りに流されない登美子。
反戦派ではなくとも、ただ純粋に、我が子に戦争に行ってほしくない。その気持ちが言葉に詰まっているように思えてなりません。
登美子の本心…それは、明日の放送で明らかとなりそうです。
※この記事はあくまで予想なので、実際の放送内容と相違がある場合があることをご了承ください。
《第48話|第50話》
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感想&考察
感想は、放送後(6/5)に記載します。
お楽しみに!
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