4月24日放送の朝の連続テレビ小説「あんぱん」第19話・第4週「なんのために生きるのか」について、あらすじと感想を見てみましょう。
ハプニングを乗り越え、無事試験を終えたのぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)。表情が明るい嵩とは対照的に、肩を落とすのぶ。その様子に、羽多子(江口のりこ)たちは明るく励ます。柳井家では、合格の前祝いにと登美子(松嶋菜々子)と千代子(戸田菜穂)が赤飯が用意し、嵩は困惑する。寛(竹野内豊)から「今日ぐらいしたいことだけすればいい」と言われた嵩は、夢中で漫画を描く。そして、ついに合格発表の日がやってくる。
引用:guideテレビ王国
あらすじ&予想
試験終了!嵩とのぶ、それぞれの表情
受験当日、ハプニングもありつつも、なんとか無事に試験を終えたのぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)。
嵩は晴れやかな笑顔を見せる一方で、のぶはどこか不安げです。
「終わったけんど……うち、やりきれたろうか……」
やっぱり、緊張もありましたしね😅
試験が終わるとふっと気が抜けるものですが、その瞬間に不安が押し寄せてくる気持ち、すごくよく分かります。
でも、そんなのぶを支えてくれるのが家族の存在です✨
羽多子たちの明るいエール
家に帰ったのぶに待っていたのは、羽多子(江口のりこ)たちのあたたかな励ましの言葉。
「そりゃあ上出来やき! 受けたがやったら、胸張っときや!」
羽多子のいつもの歯切れの良さが、のぶのこわばった気持ちをやさしくほどいてくれます。
のぶひとりの挑戦じゃないんですよね。
家族や周りのみんなが、背中を押してくれている。
試験が終わった今だからこそ、そうした支えが沁みてきます🌸
柳井家は「前祝いモード」!?
一方の柳井家では、すでに合格の前祝いムード。
登美子(松嶋菜々子)と千代子(戸田菜穂)が、せっせと赤飯を炊いています🍚
「合格祝いの準備しちょかんとね」
そんな言葉に、嵩は少し困惑顔。
「え、まだ発表前ながやけど……」
期待されるのは嬉しいけれど、逆にプレッシャーにもなりますよね。
でもこれがまた、登美子らしい。前向きすぎるくらいの明るさで家族を引っ張ります。
ただ、なんだかフラグが立っている気も・・・
「今日くらいしたいことだけすればいい」
そんな嵩に、父・寛(竹野内豊)がぽつりと言います。
「今日ぐらいしたいことだけすればいい」
試験が終わったその日くらいは、重たい気持ちを脇に置いてもいい。
この言葉が、嵩の心をふっと軽くします。
そして嵩が選んだのは――夢中で漫画を描く時間でした🖊️
やっぱり嵩は、絵を描くのが好きなんですよね。
合否よりも先に、自分が「楽しい」と感じることに打ち込む姿が、なんだか頼もしくもあります。
ついに、合格発表の日がやってくる!
勉強漬けの日々が終わり、赤飯の湯気が立つ柳井家。
のぶや嵩たちが胸を高鳴らせる中、いよいよ運命の合格発表の日がやってきます。
のぶは不安と期待が入り混じった面持ちで、嵩も静かな決意を胸に掲げながら、それぞれ結果を迎えに向かうのでしょう。
果たして、ふたりにどんな結果が待っているのか――!
次回は、きっと涙あり、笑顔ありの大きな転機になる予感ですね😊✨
第19話は、これまで積み重ねてきた努力の集大成が問われる回です。
試験を終えてホッとしつつも、不安に揺れるのぶ。
「したいこと」を見つめ直し、漫画に向かう嵩。
ふたりとも、結果がすべてではないと頭ではわかりつつも、やっぱり気になってしまいますよね。
でも、どんな結果であっても、ここまで歩んできた自分をまずは誇ってほしい。
そう思わせてくれる、あたたかな家族の支えが印象的な回になりそうです。
次回も、しっかり見届けましょう📖🌟
※この記事はあくまで予想なので、実際の放送内容と相違がある場合があることをご了承ください。
感想&考察
前回に続き、のぶの受験シーン。
チリンチリンとベルがなるなか、門にかけこんだのぶ。
閉門時間が決まっていたのでしょうか?
そして門の番をしていた教師、この方こそ、後にのぶの担任となる黒井雪子(瀧内公美)。
ギリギリにやってきたのぶへの、鋭いまなざしが、既に怖かったですね。
女子師範学校の入試、学科試験だけでなく声楽に裁縫、体育まで。
そして面接。
唯一のとりえを足が速いと答えたのぶですが、面接官としていた黒井に今朝の遅刻を問われます。
ここで、正直に嵩に受験票を届けたことを伝えたらよかったのに、それを言い訳にしないところがのぶのカッコよさですね。
***
柳井家には、嵩の合格前祝が。
赤飯なんか炊かれてしまい、BGMも不穏でした。
こ、こ、これは、不合格フラグでしょうか?!
いえいえ、まだ結果はわかりません。
かたや、寛は嵩が今本当にしたいことをするよう話します。
嵩が今したいことは、漫画を描くこと。
寛もすべてを認めたわけではないものの、嵩の気持ちを尊重したい思いがあるようですね。
漫画で今日、のぶが受験票と共に合格あんぱんを届けてくれたこと。
そして、合格する自分の未来を漫画に描いていました。
のぶの描く漫画のタッチ。
サザエさんの昔の4コマに似ていると思ったのは私だけでしょうか?
人物の鼻を大きく表現するところなんかが、似たテイストだなぁと。
ちなみに、サザエさんの作者・長谷川町子さんは、やなせたかしさんの1年後に生まれています。
やなせたかしさんは漫画家として遅咲きだったのに比べ、長谷町子さんは若干15歳でデビュー。
天才少女として取り上げられていました。
そんな同時代を生きたお2人。
当時描かれていた漫画のテイストにも、流行があったのかもしれませんね。
***
生き生きと漫画を描く中、登美子がやってきました。
嵩が言った、「僕は医者には…」の続きは
「なれない」ではなく、
「なりたくない」ではなかったのでしょうか。
畳みかけるように、医学部進学を進める登美子。
「亡くなった父さんも喜ぶ」「私も嬉しい」
そんな、呪いのような呪文を嵩にかけないで欲しいです。
***
さて、運命の合格発表。
まさかの合格にとびきりの笑顔ののぶ。
何故でしょう、じ自分なんかが合格するのだから、友人は必ず合格しているはず!と思ってしまうのは。
受験生あるあるの不思議な心境。
そんな時に限って相手は不合格だったりするのですよね。
合格と不合格の二人がいる空間、しんどすぎます。
嵩はどう立ち直るのでしょうか。
そして、赤飯まで炊いて浮かれていた母達にどう伝えよう・・・
これ以上、登美子に嵩が傷つけられないことを祈るばかりです。
***
明日の朝ドラ『あんぱん』第20・第4週「なんのために生きるのか」のあらすじ・感想はこちらからご覧ください!
コメント