朝ドラ「あんぱん」の6/23(月)放送予定の第13週61話について、前半はあらすじ&予想、後半は感想&考察を記します。
やなせたかしさんの史実とのリンクや、あらすじと放送後との相違点やその考察が日課です。
是非一緒に、あんぱんの放送を楽しみましょう!
あらすじ&予想
墨で塗りつぶされた教科書と、食卓の沈黙
昭和21年の新年。終戦から5か月が過ぎ、日本中の教室では子どもたちが教科書を墨で塗るという異様な光景が広がっていました。
戦争を賛美してきた文章が消され、教育現場も新たな方向へと急旋回を始めています。
朝田家の食卓には、野菜の入った汁ものがかろうじて並ぶのみ。
「これだけしかのうて、すみません」
羽多子の言葉に、誰も責めることはできません。敗戦が終わりを告げても、空腹と混乱はまだ続いています。
蘭子が淡々と口にする言葉が胸に残ります。
「負けるがやったら、もっと早う終わらせてほしかった」
ずっと反戦の気持ちを貫いてきた蘭子。
確かにそれが本音となりますよね……。
「教師を辞めました」――のぶの告白
のぶは、病床の次郎を見舞いに呉の海軍病院を訪ねます。
肺結核と闘う次郎はやせ細りながらも、のぶの持参した煮物を嬉しそうに食べました。
「よう芋が手に入ったね」
闇市で手に入れたさつまいも。
その一口一口に、二人の間に流れる時間が温かく染みこんでいます。
そんな中、のぶは心に決めていたことを打ち明けました。
「……うち、教師を辞めたがです」
子どもたちに「日本は必ず勝つ」「立派な兵隊になれ」と教えてきた過去。
その言葉の重さに、のぶ自身が耐えられなくなっていたのです。
終戦後、教壇に立ち、子どもたちに謝罪したのぶ。
しかし、澄んだ目で見つめ返された瞬間、何も言えなくなってしまった――その想いが痛いほど伝わってきます。
「その時、うちはもう、教壇に立つ資格はないと思うたがです」
この台詞の重みが心に刺さりますね。のぶの誠実さと責任感がひしひしと感じられます。
それでもきっと、次郎さんは温かくのぶの気持ちを受け入れてくれるのでしょうね。
次郎の新しい夢と、謎の速記
話は次第に未来へ向かいます。
次郎はかつて語っていた夢をふと口にします。
「戦争が終わったら、色んな国の人らあの写真を撮りたいと」
しかし今は、その先にあるもっと大切な夢ができたと語り、ノートに鉛筆を走らせ始めました。
のぶが目を凝らしても、それは文字でも絵でもない、不思議な記号の羅列。
何かの暗号のように見えます。
「今度教えちゃうき」
そう告げて検査に向かう次郎。
その背を見送りながら、のぶはノートに書かれた記号の意味を考えます。
新しい時代に、二人が見つめる未来のヒントが、その記号に秘められているのかもしれませんね🔍📓✨
教壇を去るという選択は、逃げではなく、のぶの誠実さの証。
そして次郎の速記に込められたものが、これからの希望や役割にどうつながっていくのか
再出発の年が、静かに動き出しました――。
※この記事はあくまで予想なので、実際の放送内容と相違がある場合があることをご了承ください。
《第60話|第62話》
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感想&考察
感想は、放送後(6/23)に記載します。
お楽しみに!
《第60話|第62話》
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