寛(竹野内豊)が亡くなり、悲しみに暮れる柳井家。千代子(戸田菜穂)はのぶ(今田美桜)と弔問に来た羽多子(江口のりこ)を誘って献杯する。草吉(阿部サダヲ)は、帰って来たのぶに、嵩に持っていくようにとあんぱんを渡す。そのころ嵩は、空き地のシーソーにポツンと座っていた。寛の言葉が次々に浮かび、涙を流す嵩。そんな嵩に、のぶはそっとあんぱんを差し出し、寛への後悔を口にする嵩にそっと寄り添う。
引用:guideテレビ王国
あらすじ&予想
🕊️寛との日々、胸いっぱいの感謝と後悔
夕暮れの空き地で、嵩は一人シーソーに座っていました。
あの日からの思い出があふれて、涙ももう出ないほど。
そんな嵩の前に、あんぱんが差し出され――
隣には、のぶがいました。
「これ、ヤムおんちゃんから……」
一口食べたあんぱんの味に、また涙がこみ上げてくる。
「……………もっと早く帰ってくれば、伯父さんに会えたんだ……」
「これまで、育ててもらったお礼も、何も、伝えられなかった」
「……お父さん、ごめんなさい・・・」
「……嵩の気持ち、寛先生はきっと分かってくれちゅう」
「寛先生、きっと喜んじゅうで……嵩がやっと、お父さんって呼んでくれたって……」
このやりとり、もう泣かずに読めません……。
寛は千尋と同様に嵩を息子として愛していました。
でも嵩はずっと「伯父さん」と呼んでいた。
実は、嵩もそれが心に引っかかっていたのでしょうね。
きっと寛にも、その気持ちは伝わっていたはず。
そして今、やっとお父さんと口に出せて、それをのぶに聞いてもらえてよかった。
のぶの寄り添う言葉が、心の奥にじんわり沁みました😢🍞
💬言えなかった想い、渡せなかったハンドバッグ
「…………… のぶちゃん、ずっとのぶちゃんに伝えたいことがあったんだ。僕は・・・・・・」
「何?」
「………やっぱりいいや。 のぶちゃんの言うとおり…………… のぶちゃんは、僕の一番古い友達だから」
うわーん、ここで言わないんかい!と叫びたくなるやつです……。
嵩の口から出なかった“あの一言”、見てるこっちが切ない!
※この記事はあくまで予想なので、実際の放送内容と相違がある場合があることをご了承ください。
感想&考察
千代子の献杯
千代子の力ない姿に朝から心が痛みます。
寛に献杯する残された妻2人。
なんと、寛と結太郎は子供のから唯一無二の親友だったのですね。
そんな設定知らなかった・・・!
千代子さんのモデルは、キミさんという方。
寛さんは学生時代、京都府立医学専門学校(現・京都府立医科大学)に通っていました。
その時に、京都の菓子問屋の娘であったキミさんと結婚したのです。
京都出身のキミさんがモデルだったからこそ、千代子は高知弁をあまり話さなかったのでしょうね。
柳井家のお手伝いさん「しん」
ちなみに、柳井家のお手伝いさん・宇戸しん(こんな名前がついていました!)。
キミさんは京都から高知に嫁ぐ際、親戚筋からお手伝いさんを1人連れて行ったそう。
あんぱんでのきみは、少し年齢的に若く見えますが、嵩や千尋が子供のころから働いていました。
なので、しんは、千代子の遠い親戚である可能性が高そうですね。
嵩の後悔
嵩は意地を張って寛のことを「お父さん」と呼べなかったのでした。
その気持ちを消化すべく、のぶに「お父さん」と呼ぶ姿を見てもらえたのは、嵩にとってこの上ない救いだったのではないでしょうか。
だって、独り言でお父さんと呼んだってむなしいだけ。
柳井家にやってきた頃からの自分を知る、のぶに聞いてもらえたこと、そしてそれを「喜んでいる」と言ってもらえ、少しでも嵩の気持ちが昇華できていることを願ってやみません。
嵩、ついに告白・・・?
そして、のぶへついに自分の気持ちを伝える・・・かと思いきや、伝えなかった!💦
直前に「嵩は一番の古い友達」と言われたことがそんなにも、ひっかかったのでしょうか?
嵩はのぶと結婚したい!と強く願っているというより、ただ、大切な存在、という多いがまだ勝っていそうです。
のぶが祝言を挙げる予定であることを、まだ知らない嵩。
奇しくも、祝言の準備を急いでいるさなかでの帰省となりました。
これは、近いうちに知ることとなりそうですね。
翌日の朝ドラ『あんぱん』第43話・第9週のネタバレあらすじはこちらからご覧ください!


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