【ネタバレ】あんぱん第9週41話|寛への想い 5/26(月)あらすじと感想

昭和15年1月、朝田家ではのぶ(今田美桜)の祝言の話が進み、釜次(吉田鋼太郎)たちは胸を弾ませる。同じころ、嵩(北村匠海)は卒業制作を仕上げたらのぶに会って気持ちを伝えようと、作業に没頭していた。そんな嵩のもとにとある電報が届く。

引用:guideテレビ王国

目次

あらすじ&予想

💍のぶの婚約に喜びの声が集まる朝田家

昭和十五年、新しい年。のぶと次郎の祝言が現実味を帯びてきました。
天宝和尚と桂もやってきて、大盛り上がり。

「のぶちゃん、おめでとう!」
「きっと、結太郎さんがあっちに行く前から見つけちょってくれた婿さんや」

みんなの前で、

「はい。教師の仕事も続けてえいと言うてくれよって」

とはにかむのぶに、祝福の声が飛び交います。
でもその横で一人店番をする蘭子の背中――
のぶも、無意識にその姿を気にしてしまうのでした😌💦


🖌️嵩、卒業制作の完成間近に届いた電報…

一方、東京の嵩は卒業制作の仕上げに没頭中。
そんな中、健太郎が駆け込んできます。

「柳井くん…………電報が来たばい」
「聞きんしゃい。これ、さっき下宿ん届いたとよ」

電報を見た瞬間、嵩の手が止まります。

『チチキトクスグ カヘレ』

……来てしまった、知らせ。
でも、嵩は絵の前から離れません。

「これを描きあげないと伯父さんに顔向けできない」

健太郎も声を荒らげますが――

「・・・・・・こいつが決めることだ」

座間の言葉で、場の空気が静かに変わります。
嵩は夜を徹して筆を握り続けました。


🌅描き終えて、嵩は故郷へ――

やっと絵を完成させた嵩。
座間もその出来栄えに納得し提出を受け入れました。

慌てて後かたずけをする嵩。

「さっさと行け!そんなこと俺がやっとく。行け!」

座間の怒鳴り声が、嵩の背中を押します。
走る汽車の中、嵩は呟きました。

「……待っててくれ、伯父さん」

でも――
御免与に着いて、柳井家の襖を開けた瞬間、嵩は凍りつきます。

そこには、もう冷たくなった寛の姿が。

「……………遅いわや」
「何やりよったがな!遅いわや!」

千尋の叫びが刺さります。
嵩は声もなく、その場に崩れ落ちました😢


🪟夕暮れの縁側で、初めてあふれる涙

「………ごめんなさい・・・・・・伯父さん、ごめんなさい。こんなことになるなんて……」
「伯父さん、怒ってるよね……何でもっと早く汽車に乗らなかったんだって……ごめんなさい」

何度も何度も謝る嵩。
その背中を、千代子がそっと支えます。


💬寛の最期の言葉が、嵩を包む

「嵩さん……寛さんは、怒ってなんかいませんきね」

そして語られる、寛の最後の言葉

「最後まで描きあげんと、半端でもんてきたりしよったら……殴っちゃる。嵩が決めた道や。投げ出すがは許さん」

寛の願いは、嵩が信じた道を全うすること。
それを誰よりも信じていたからこそ、電報を打たせたんだとわかります。

「寛さんと嵩さんは、やっぱり心が通じ合うちょったがやね……」

そう語る千代子の涙と、日が暮れても止まらない嵩の嗚咽が、ただただ胸に迫ります。


“絶望の隣は希望”――
第9週のタイトルに込められた意味が、静かに、でも強く響く1日目でした。
嵩が何を失い、何を受け取ったのか――
この先の変化を見届けたくなります。

※この記事はあくまで予想なので、実際の放送内容と相違がある場合があることをご了承ください。

感想&考察

のぶの結婚はとんとん拍子で進みます。

一方、嵩は知らずに卒業制作に没頭しています。

兄のために自分の気持ちを押し殺したにもかかわらず、兄は動かなかった。

千尋は悔しい?それとも兄の幸せが叶わず悲しい?

どちらにせよ元気がない千尋です。

***

休日でも働く寛。不穏な空気です。

東京の嵩に、電報が。

父が危篤という知らせでした。

下宿にたまたまいた健太郎が学校まで届けてくれるなんて、良きタイミング!

でもすぐに嵩は絵に向き合う。。。

これを仕上げないと伯父さんに顔向けできないから、と。

その意思をすぐに尊重する先生、嵩がどんな気持ちで卒業制作に取り組んでいるのかをよく理解してくれているのですね。

***

やっと卒業制作を仕上げた嵩。

「お前らしいな」とその作品を認めてくれた座間先生。

大急ぎで故郷・高知へと向かう嵩。

書き上げた卒業制作の絵、見ましたか?

銀座という街に大勢の人が進んでいく。

しかし、のぶはそれに抗って自分の道を進んでいく。

のぶが来ている服装は、いつの日がショーケースで観たマネキンの服装とあの赤い鞄。

嵩の理想とするのぶの恰好、そしてそれでも逆行するのぶの姿が描かれていました。

***

やっとの思いで柳井家に着いたのた嵩ですが、遅すぎました。

寛はすでに帰らぬ人に。

死に際に間に合わなかったとこを後悔する嵩。

その姿に千代子がかけた言葉。

寛は嵩のことを怒ってなんかいない、卒業制作を取り組む嵩を心から応援していました。

最後まで書き上げず、半端で戻ってきていたら殴ってやる。

嵩が決めた生きる道を投げ出さないこと、それを何より望んでくれていたのでした。

卒業制作を仕上げることを選んだ嵩。

それは寛の希望どおりの選択だったのですね。(あぁ、仕上げる前に駆け付けなくてよかった💦)

***

初めは、危篤なら一旦帰って、また東京に戻ってから仕上げればよかったのでは・・・?

と思ってしまいました。

でも、嵩の作品は残すところあと少しだったのですよね。(実際、電報が届いてから明朝に完成しています)

嵩は、あと少しで自分の想いを込めた作品が完成する。

その完成を以て、寛に会いたかったのです。

***

当時、東京から高知へは丸一日かかります。

調べてみたところ、例えば、急行「阿波」号などの利用で、東京から宇野(岡山)まで約12~13時間、宇高連絡船の乗船・接続に1~2時間、高松から高知まで特急・急行で約7~8時間程度、合計で20時間前後という計算です。

電報を受け取った日(夕方)に夜行列車で出発するか、作品を仕上げて翌朝の電車(始発?)で向かうか。

嵩が選んだのは、作品を仕上げること。

その結果、柳井家についたのは、電報を受け取った翌々日の朝となりました。

本来なら、その前の夜には到着出来ていたはず。

そしたら、寛はまだ生きていたのでしょう、千尋の「遅い」という怒りにはその悔しさがこもっていました。

***

寛は子供たちに、自分の選んだ道を選んで欲しかった。

そして、嵩の話をしているのに、ちゃんと「千尋も」と言う寛。

子供たち2人を平等に愛している寛の気持ちが最後まで伝わってきました。

寛の子供たちへの気持ちを受け止め、嵩を慰める千代子。

千代子もまた、寛の愛情を存分に受け止めているからこそ、嵩へあんなに優しく接することができるのでしょうね。

週初めから悲しみに暮れる回となってしまいました。

今週のタイトルは「絶望の隣は希望」。

嵩はまた、のぶの祝言の話も知りません。

まだ絶望がやってくるのか、それとも希望を見出せるのか。

嵩がどのように前に進んでいくのか気になります。

翌日の朝ドラ『あんぱん』第42話・第9週のネタバレあらすじはこちらからご覧ください!

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この記事を書いた人

関西在住の30代主婦。
朝ドラが好きで、予習や毎日の感想を記録しています。
趣味はテレビとダンス。

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