【ネタバレ】朝ドラ『あんぱん』第38話|あらすじと感想!5/21(水)第8週「めぐりあい わかれゆく」

あんぱん

豪(細田佳央太)の戦死の報せに、悲嘆する朝田家。皆が口々に「豪は立派だった」と言う中、押し黙る蘭子(河合優実)。一晩中眠れない蘭子に、のぶ(今田美桜)はかける言葉がない。

引用:guideテレビ王国

あらすじ&予想

🪦「立派」って、誰のための言葉?

戦死の報が届いた翌日。
朝田家の作業場には、言葉を失った釜次の姿。

「豪は、御国のために命を惜しまんと戦うたがじゃ。おまんの弟子に、立派じゃと言うちゃれ」
「のう、そうじゃろう、のぶちゃん。のぶちゃんやったら、英霊になった豪に、立派じゃと言うちゃりたいじゃろう」
「のぶちゃんは愛国の鑑じゃきのう…………」

周囲の期待と視線が、のぶにのしかかる。
それでも、のぶは震える声で応えました。

「………豪ちゃんは、御国のために立派にご奉公したがです」

重い……苦しい……けれど、誰も言葉を止められない。
そしてそれを、蘭子はただ黙って聞いていました。


🍚線香と白いごはんと、返らぬ人

深夜。
作業場では、蘭子がひとり線香の火を守っていました。
遺影もお骨もない――あるのは、豪の袢纏だけ。

「豪ちゃん、お腹すいたねえ……」

ごはんを山盛りに盛って、箸を立てるその姿が、静かで、痛々しくて……。
二階から降りてきたのぶも、声をかけることができませんでした。


🎣ヤムおんちゃんの想い

のぶは耐えきれず、パン作業場へ。
そこには、屋村がぼんやりと釣り竿を見つめていました。

「毎日会ってます、だと…………」
「あいつは御国のために死ねて、今頃、本当に喜んでんのかね……立派だったって、言ってやらねえといけないのかね? 愛国の先生」

屋村のひと言が胸に刺さります。
“立派”という言葉の重さと、空虚さ――
誰が言うべきで、誰が決めるものなんだろう。


🙏集まる人々、向けられる「名誉」の言葉

翌日。
作業場には線香をあげる人々が続々と訪れ、読経が響きます。

「原豪さんは英霊になられたがです。ご立派に本望を遂げられたことと思います」

国防婦人会も、口々に「立派」と讃えます。
そこへ、のぶの教え子たちが列を作ってやってきました。

「のぶ先生、わしら、戦死された兵隊さんに手のひらを合わせとうて来たがです」
「わしらあもいつか兵隊さんになって、御国のために立派にご奉公したいがです!」

この言葉、のぶもつらかったはず。
でも、もっとつらかったのは――蘭子。
その場を逃げるように立ち去りました。


👣下駄の鼻緒と、あの日の記憶

蘭子がたどり着いたのは、誰もいない空き地。
足元の下駄の鼻緒が切れかかっているのを見て、あの優しい日を思い出します。

去り際に鼻緒が切れた蘭子の足を、豪がそっと膝に乗せて直してくれた日。
その分厚い手の感触、声、空気――全部、まだそこにあるようで、でもどこにもいない。

振り返ると、のぶが立っていました。

「………どこが、立派ながで……うちには分からん。みんなが立派やと言うたびに……なんべんもなんべんも聞くたびに······うちは悔しゅうてたまらん」


🧨涙の爆発、「立派」じゃなくて「帰ってきて」

のぶは蘭子の思いを受け止めながら、こう言います。

「豪ちゃんは、蘭子やうちの家族や、この国の人らあのために、命をかけて戦うたがや……やき、立派やと言うちゃりなさい」

でも、蘭子はもう限界でした。

「お姉ちゃん、本気でそう思うちゅうがかえ? 児童らあにも、そうやって教えゆうがかえ? 男の子は兵隊になって戦争に行きなさい……戦死したら、みんなで立派やと言いましょうって?」

「そんなのウソっぱちゃ! みんなウソっぱちや!」

この叫びは、戦時下に生きるすべての人の、心の奥に刺さります。

「うちは立派らあて……決して、立派らあて思わんき!」


🤱泣きなさい。胸の奥にあった全ての悲しみ

蘭子はそのまま走り出し、羽多子に出くわします。
そこでようやく、涙があふれました。

「…………会いたい……豪ちゃんに会いたいき……」

「……泣きなさい……思いっきり泣いたらえい……」

羽多子の胸に顔をうずめ、蘭子は子どものように泣きました。
それは、ずっと堪えてきた思いの洪水――
のぶも、その涙を止めることができませんでした。

※この記事はあくまで予想なので、実際の放送内容と相違がある場合があることをご了承ください。

感想&考察

感想は、放送後(5/21)に記載します。

お楽しみに!

翌日の朝ドラ『あんぱん』第39話・第8週のネタバレあらすじはこちらからご覧ください!

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