【ネタバレ】朝ドラ『あんぱん』第5話|あらすじと感想!4/4(金)第1週「人間なんてさみしいね」

あんぱん

4月4日放送の朝の連続テレビ小説「あんぱん」第1週「人間なんてさみしいね」(5)について、あらすじと感想を見てみましょう。

結太郎があの世に旅立ち、悲しみに暮れる朝田家。しかし、のぶ(永瀬ゆずな)は一粒の涙も流さなかった。そんなのぶを元気にしたいと悩む嵩(木村優来)に、寛(竹野内豊)は「それが生きちゅうことや」と優しく語る。あくる日、表情なく居間に座り込んでいたのぶは、不意に立ち上がって駅まで全力で駆けていく。息を切らせながら必死に父を探すのぶに、駅に居合わせた嵩が歩み寄りある1枚の絵を差し出す。それを見たのぶは…。

あらすじ&予想

さて、今週のクライマックスとも言える5日目のエピソード。

とうとうのぶが涙を流す日がやってきます。

結太郎の突然の死に、悲しみに包まれる朝田家。

しかし、のぶは一粒の涙も流さず、まるで心がどこかへ行ってしまったような様子です。

そりゃ、あれだけ大好きだったお父ちゃんがいなくなったんだから、子どもながらにどう受け止めたらいいかわからなくなるのも当然ですよね。

そんなのぶのことを気にかけているのが嵩。

どうにか元気づけたいけれど、どうすればいいのか分からず悩む彼に、寛がかけた言葉がまた深い。

「それが生きちゅうことや」。

悲しいことも苦しいことも、生きているからこそ味わうもの。

それでもいつか、笑える日が来る。

寛の言葉には、優しさと人生の重みがにじみ出ています。

そんなある日、のぶは突然、無表情のまま家を飛び出し、駅へと全力で駆け出します。

何かに突き動かされるように、裸足のまま、転んでも転んでも走り続ける姿は胸に迫るものがあります。

駅に着いたのぶは、必死にお父ちゃんを探し、何度も何度も「お父ちゃん……」と呼び続ける。

しかし、もうそこには誰もいません……。

そんなのぶにそっと歩み寄る嵩。

彼がのぶに差し出したのは、かつて駅で見た、のぶと結太郎が笑い合う幸せな姿を描いた一枚の絵。

そこでようやく、のぶの中に押し込められていた感情があふれ出し、ついに涙がこぼれます。

もうここ、間違いなく泣けるシーンですよね😭

そしてラスト。

朝田家に現れた草吉が、焼きたてのあんぱんを差し出します。

「お代は後でちゃんといただきますよ」

なんて言いながら、みんなにパンをふるまう草吉。

そのあんぱんを一口食べたくらが、小さな声で「おいしい」とつぶやく。

そして羽多子も、「ほんまにおいしい……ここ(胸)がホカホカします」と。

きっと、冷たくなっていた心が、じんわり温まったんでしょうね🥺

そして、のぶの目にも光が戻ります。食べることは生きること。

そのメッセージが、このあんぱんを通して描かれているのがすごくグッときますよね🍞✨

いや~、これは本当に泣かされる回になりそうです。

のぶが涙を流す瞬間、そしてみんなであんぱんを食べるシーン。

絶対にティッシュを用意しておきましょう!

感想と考察

今日は名言の連発でした。

寛による、「人が生きる目的」。

草吉による、「人間は一人で生まれて、一人で死ぬ」ということ。

だんだんと、やなせたかしさん作「アンパンマンのマーチ」の歌詞に近づいてきましたね。

結太郎は思いがけない早さでその生涯を終えました。

しかし、自分の意思で好きな貿易商の仕事を全うしたその姿は、自分の幸せのために自分で生きたのです。

結太郎を演じる俳優・加瀬亮さんも、結太郎についてこのように語っています。

「貿易の仕事を選んだのは、きっと自由な世界を夢見ていたから。描かれてはいませんが、『石屋を継げ』と言う父・釜次(吉田鋼太郎)にも、『この仕事をさせてくれ』と何度もお願いしたんだと思います」
引用:https://www.crank-in.net/

父の死を受け入れられないのぶ。

駅舎でそんな姿を見た嵩がのぶに贈った絵は、父からのぶへの確かな愛が描かれていました。

ただの家族の絵ではなく、そこに登場する人物の温かさを表現できるのぶの絵は本当にすごい!

やっと父の死を現実として認識できるようになった(なってしまった?!)のぶは、涙が止まりません。

身近な人の死は、現実味がなさすぎて涙が出ないと言いますが、のぶは嵩に支えられ、父の愛を確認しながらその死を受け止めることができたのですね。

そして、結太郎の死で悲しみに暮れる朝田家の人々の元にやってきた草吉。

急にあんぱんを持ってくるなんて不謹慎!?と思いきや、そうではありません。

どんなに悲しいときでも「美味しい」と感じることで、生きているからこそその喜びを感じられることに気づく朝田家の皆。

美味しい、美味しい、と言いながら、みんな涙がとまりません。

あんぱんの持つ温かい力で、人々を元気にする草吉。

その姿は、おなかがすいて力が出ない人に自分の顔を差し出すアンパンマンの姿そのものに映りました。

さて、結太郎の死をこれから朝田家はどのように受け入れるのか。

次週予告では、ついに今田美桜さんも登場していました。

来週も楽しみですね!

次回、4/7放送の『おむすび』あらすじ(ネタバレ)はこちら

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