結(橋本環奈)と菜摘(田畑志真)は、考案したコンビニ弁当がなぜダメだったかを製造担当の管理栄養士から聞き、開発を断念する。帰宅した結は、娘・花が意気消沈しているのを見て何があったのか聞く。花は、サッカーの試合でシュートをミスして負けたことが悔しいと答える。結は、それなら次頑張ればいいと言うが、花は父の翔也(佐野勇斗)ががっかりすると落ち込む。
あらすじ&予想(放送前)
花が頑張る理由
サッカー女子10歳以下の大阪代表に選ばれた花。
翔也と懸命に練習に打ち込んでいます。
あるひ、練習試合でシュートをミスして負けたことを悔しがる花。
花は自分がミスしたことに「パパはがっかりする」と言うのでした。
「花はパパのためにサッカーやっとんやなくて自分のためにやっとっちゃろ?」と言う結。
花は「わかってる!」と言うものの
「でも花はパパに喜んでもらいたい!」と言うのでした。
幼い子供は、自分の意思と親の思いを混同してしまうことがあります。
それだけ、子供にとって親の影響力は大きいのでしょうね。
自分のためのサッカーだと分かっているといいながらも、パパを基準に考えてしまう花。
結は夜、仕事を終えた翔也にこのとことを話します。
多少熱が入りすぎているようにも見えた、翔也の指導。
もしかすると、結は以前からこうなることを恐れていたのかもしれません。
翔也も、そのつもりはなかったのでしょう。
それでも2人で花の子育てについて相談しあえる夫婦関係は素敵ですね。
歩の挑戦
新しいファッションブランドを立ち上げた結の姉・歩。
自社商品を雑誌に掲載してもらえないかと雑誌社で働く結の友人・リサポンに頼みます。
伝説のギャル・歩に会えたことに喜ぶリサポン。
しかし、ハギャレン代表の歩としてではなく、無名のアパレル会社代表としてこの話を聞いて欲しいという歩。
自分に憧れをもつ人を利用するのではなく、自社の価値をひいき目なしに判断して欲しかったのだと思います。
利用できるものは何でも利用するわけでなく、正々堂々と実力で勝負に挑む歩。
とてもカッコいい生きざまですね。
リサポンはどのような決断をするのでしょうか。
感想と考察(放送後)
高齢者向け弁当の企画は、製造工程が複雑すぎるとの理由で中止を言い渡された菜摘と結。
その理由に2人は納得することしかできず、企画を諦めることに。
これまで上司による嫌がらせと思っていた菜摘も、自身の実力不足を認めざるを得なかったのでしょうね。
サッカーの練習し合いでのミスを悔しがる花。
『こんなことでつまずいていたら、オリンピックなんて無理!』とパパが悲しむだろうと言う花。
花は花のはためにサッカーをするんだよ、という結。
しかし、「そんなんことは分かっている!それでもパパに喜んで欲しい!」と言う花なのでした。
親としては、子供が自分自身のために生きてくれるのが一番の願いですよね。
でも、子供は親に認めてもらうことが自身の喜びとなりがち。
これまた、子育ての理想と現実に悩まされる結なのでした。
歩の立ち上げたファッションブランド。
ファッションイベントへの出展を掛け合うも、ネームバリューの低さから断られてしまいます。
課題となるネームバリューのため、歩は、出版社に勤める結の友人・リサポンに大阪に来てもらいます。
雑誌への自社ブランド掲載を依頼する歩。
「わたくし・弊社・御社」など、丁寧な言葉図解がなんだか歩から浮いた言葉遣いに聞こえてしまいました…
が、歩なりのビジネスとしての誠意だったのでしょうね。
「リサポン、これ載せといて!よろ~!」で良いのに。というリサポン。
歩はコネを使うのが恰好悪いので嫌だったようですが、運やコネも実力のうち。
これまでの歩の生きざまによるコネならば、使ってもよかった気もします。
商売のためなら、恰好つけている暇もないのでは?とも思ってしまいます。
ただ、それだけ歩は自分のブランドを大切に思っているのでしょうね。
コネを使わない歩だからこそ、そのカリスマ性が人を惹きつけるのかもしれません。
リサポンが大阪に来たことを機にか、友人が集まってきました。
ダンサーやモデル事務所など各方面で活躍する友人たち。
結は、仕事も子育ても理想どおり行かない、と悩みを打ち明けます。
しかし、仕事や子育てに自分の理想を押し付けてはいけないと教えられる結。
今週のテーマ「理想と現実」に悩む結ですが、気の知れた友人たちと会うことで何か突破口が見つかりそうですね!
さくら通り商店街では、おなじみのメンバーを囲ってのたわいもない話が繰り広げられています。
最近、元気がない美佐江を周囲は気遣いますが、どことなく気力がなさそう。
高齢者の孤立化が進む中、こうしてご近所で顔を合わせられるのは素敵ですね。
菜摘だけでなく、商店街のみんなも美佐江を気にかけているようです。
そんな中、テーラー店主の高橋要蔵がやって来て突然驚きの発言を。
「わし、この町、出ていくことにした」
要蔵が町を出ていく理由とは一体何なのでしょう?
ドラマでは不穏な空気が流れますが、実は仕方のない理由と要蔵なりの思いがあったのです。
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